神のものは神に

2018.10.21 週報 No28-43

今週のみことば

彼らは、「カイザルのです。」と言った。そこで、イエスは言われた。「それなら、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」
マタイ22章21節

イエス様の、地上の生涯の最後の一週間。
これをマタイは克明に記しています。
子ロバに乗ってエルサレム入りをしたイエス様は、最後の説教を繰り返し繰り返し、解りやすく譬え話で語られました。
何とかしてイエス様を陥れようとしたユダヤの指導者たち、パリサイ人・律法学者たちは難問を持ってイエス様に迫ってきました。

1 パリサイ人たちとヘロデ党の者たち
普段は意見が割れていたが、「敵の敵はこちらの味方」の論理で普段は意見の合わない両者が一致してイエス様をおとしめようとしました。
これは、二者択一の単純な質問ですが、巧妙な言葉のわなが仕掛けられていました。
もしイエス様が「税金をカイザルに納めよ。」と言われたら、ローマ帝国に支配され税金を取り立てられていることに大きな不満を持っている人々・パリサイ派の人が大反対。「納めなくてもよい」と言えば、ヘロデ党の人々が大反対でした。

2 カイザルのものはカイザルに!
当時の金貨には、王の肖像がありました。
この世のことは無関心・国のやり方には全部反対、この世離れしたクリスチャンになってはいけません。
しかし、どっぷりこの世の習慣・しきたりに従ったら信徒としてのみが出来ません。

3 神のものは神に(私たちは神のもの)
そこで質問です。貴方には何の肖像がありますか?
イザヤ43章1節で、神様はこう言っておられます。
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。
わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。」

私たち自身が神様のもの・・・神の印が刻まれている。
この事実をしっかりとお互いの心に刻みましょう。
神のものとして生きる。これがクリスチャン生活の正しい生き方です。そこに、神の民として神の子として生きる本来のクリスチャン生活があります。

礼拝への招き

あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り「恐れるな。 わたしがあなたを助ける」と言っている。
イザヤ41章13節

祝福の祈り

『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』
民数記6章24-26節<新改訳>