願いを聞かれる主イエス(岡部牧師)

2022.06.26 週報 No.2022-26

今週のみことば

恐れないで、ただ信じていなさい。
マルコ5章36節

病気のいやしによって、主イエスが神の御子としての力を現わされた出来事が記されています。

1.ヤイロの懇願
会堂管理者ヤイロの娘が病気にかかり、今にも死のうとしています。
それを治すことが出来るのは主イエスだけであると知っていました。
そこで、主イエスのところに来て、一生懸命、懇願したのです。
ヤイロの願いは聞き入れられましたが、ヤイロの期待するように主イエスは動かれませんでした。

2.長血の女のいやし
彼女は12年間、婦人の不正出血の病に侵され、財産もなくなってしまう状況の中で苦しんでいました。
彼女は、弱った体を引きずり、危険を冒して、主イエスに近づきました。
着物にさわることができれば自分は治ると信じていました。
そして彼女はすぐにいやされました。
多くの人は主イエスに物理的に触れていたのに、本当の意味で触れてはいませんでした。
彼女だけが、信仰をもって触れたのです。

3.ヤイロの娘の生き返り
この時、ヤイロの心境はどうだったでしょうか。
さらに追い打ちをかけるように、娘がなくなってしまったとの知らせが届きました。
人間的に考えたら、最悪の状況です。
あざ笑った者、不信仰な者は外に出されました。
そして、主イエスを信じる者たちだけが部屋に入り、ヤイロが願ったように、娘の手に主イエスが触れた時、娘は生き返ったのです。
時が遅れたのは、さらに素晴らしい神様のみわざを見るためだったのです。
「もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。
遅れることはない。・・・
しかし、正しい人はその信仰によって生きる」
ハバクク書2章3~4節