日光市のキリスト教会 〒321-2344 栃木県日光市猪倉3365-11 0288-26-0732
苦難の中の信仰
2017.08.27 週報 No17-35
今週のみことば
そして言った。
「私は裸で母の胎から出て来た。
また、裸で私はかしこに帰ろう。
主は与え、主は取られる。
主の御名はほむべきかな。」
ヨブ1章21節<新改訳>
今日の礼拝は晴美伝道師による奉仕、お祈りください。
屋根の塗装工事が進展中。天候次第ですが、あと数日で完了します。
9月から関根牧師により使徒の働きを礼拝で学びます。
苦難に打ち克った人ヨブ
人生の苦難……苦難のない人は皆無と思います。
様々な人生の苦難に遭うときに、学ぶ教科書それはヨブ記です。
苦難に遭うと、よく口にします。「神も仏もあるものか?」と。
神の存在が当然と考えているユダヤ人はそう言いません。
想像を絶する苦難の人ヨブは、数々の苦難の中にも呟きませんでした。
「私は裸で母の胎を出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。
主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな」
本日の説教は……ヨブ記2章より苦難の人ヨブを学びます。
はじめに……人生の苦難における勝利とは?
神の秘蔵っ子・ヨブ。苦難のはじまり
1章から始まる試練に次ぐ試練。
神とサタンの会話……ヨブを襲った悪性の皮膚病
悲惨なヨブの状況
「サタンはヨブに手を下し、頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた」
7 サタンは主の前から出て行き、ヨブの足の裏から頭の頂まで、悪性の腫物で彼を打った。
8 ヨブは土器のかけらを取って自分の身をかき、また灰の中にすわった。
ヨブ2章7-8節<新改訳>
<h4>ヨブの苦難とヨブの妻
そして、ヨブはサタンにより、足の裏から頭の頂きまで、全身に及ぶ腫物をもって苦しめられます。陶器の破片でその身を掻いたと聖書にはありますから、ヨブは全身血だらけ、膿だらけ、カサブタだらけになってしまいました。
夫のそのような状況を見かねて、ヨブの妻は
「神を呪って死になさい」と言うほどでした。
そのとき、ヨブは「われわれは神から幸いを受けるのだから、災いをも受けるべきではないか」
このような悲惨極まりない状況におかれても、彼は素晴らしい信仰者でした。
10 しかし、彼は彼女に言った。「あなたは愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」ヨブはこのようになっても、罪を犯すようなことを口にしなかった。
ヨブ2章10節<新改訳>
ヨブの生涯の結末は……ヨブ42章10-12節
ヨブがその友人たちのために祈ったとき、主はヨブの繁栄を元どおりにされた。主はヨブの所有物もすべて二倍に増やされた。
主はヨブの前の半生より、後の半生をもっと祝福された。
10 ヨブがその友人たちのために祈ったとき、主はヨブの繁栄を元どおりにされた。主はヨブの所有物もすべて二倍に増された。
11 こうして彼のすべての兄弟、すべての姉妹、それに以前のすべての知人は、彼のところに来て、彼の家で彼とともに食事をした。そして彼をいたわり、主が彼の上にもたらしたすべてのわざわいについて、彼を慰めた。彼らはめいめい一ケシタと金の輪一つずつを彼に与えた。
12 主はヨブの前の半生よりあとの半生をもっと祝福された。それで彼は羊一万四千頭、らくだ六千頭、牛一千くびき、雌ろば一千頭を持つことになった。
ヨブ42章10-12節<新改訳>
礼拝への招き
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。
ヨハネ14章27節<新改訳>
祝福の祈り
『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』
民数記6章24-26節<新改訳>
1 ある日のこと、神の子らが主の前に来て立ったとき、サタンもいっしょに来て、主の前に立った。
2 主はサタンに仰せられた。「おまえはどこから来たのか。」サタンは主に答えて言った。「地を行き巡り、そこを歩き回って来ました。」
3 主はサタンに仰せられた。「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいない。彼はなお、自分の誠実を堅く保っている。おまえは、わたしをそそのかして、何の理由もないのに彼を滅ぼそうとしたが。」
4 サタンは主に答えて言った。「皮の代わりには皮をもってします。人は自分のいのちの代わりには、すべての持ち物を与えるものです。
5 しかし、今あなたの手を伸べ、彼の骨と肉とを打ってください。彼はきっと、あなたをのろうに違いありません。」
6 主はサタンに仰せられた。「では、彼をおまえの手に任せる。ただ彼のいのちには触れるな。」
7 サタンは主の前から出て行き、ヨブの足の裏から頭の頂まで、悪性の腫物で彼を打った。
8 ヨブは土器のかけらを取って自分の身をかき、また灰の中にすわった。
9 すると彼の妻が彼に言った。「それでもなお、あなたは自分の誠実を堅く保つのですか。神をのろって死になさい。」
10 しかし、彼は彼女に言った。「あなたは愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」ヨブはこのようになっても、罪を犯すようなことを口にしなかった。
ヨブ2章1-10節<新改訳>