安息日の主(関根牧師)

2021.11.14 週報 No.2021-45

今週のみことば

人の子は安息日にも主です。
マルコ2章28節

マルコ2章23節~28節
Mark 2
1.十戒に代表される「律法」とは
律法とは、神様の救いに与かった者が、その救いに留まり続け、神様に与えられた救いを全うするために、神様が与えて下さったガードレールのようなものです。
このガードレールの中を歩んで行けば、安全、安心、神様との交わりの中に生き続けることが出来るのです。
十戒は、神様によって救われたイスラエルの民に対して、神様との愛の交わりを保つために与えられたのです。
これを守ることによって救われるということではないのです。

2.安息日規程
イエス様の時代、安息日規程がありました。
39種類の「してはならないこと」があり、それぞれ6項目、合計234の「してはならないこと」がありました。
バビロン捕囚からの回復をきっかけに、十戒を徹底的に守る姿勢がユダヤ教の基本となったのです。

3.パリサイ人による糾弾
弟子たち麦の穂を摘んでいる行動を見て、「安息日にしてはならない」ことをしていると咎めたのです。
安息日の規程を破る者は石打ちの刑でした。

4.主イエスの答え
1)ダビデの子であり、救い主のわたしには問題がない。
2)「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ」
何もしないという点に意味があるのではなく、神様のものとする。
神様にこの一日をささげる。
自分のために使わない、神様のために用いることに意味があるのです。
安息日は、天地創造の御業とともに、出エジプトの出来事を思い起こすための日なのです。
3)「人の子」とは、イエス様がご自分のことを言われる言い方です。
主イエス・キリストは、十字架のみ業によって私たちの罪を赦し、神との平和、まことの安息を与えて下さったのです。

主を愛し、主の御声を聞き、主と共にあることを感謝するために、新しい安息日としての主の日、日曜日があるのです。