この目で救いを見た(岡部牧師)
2021.12.12 週報 No.2021-49
今週のみことば
わたしの目があなたの御救いを見たからです。
ルカ2章30節
天の父なる神様は、約束の救い主が生まれたことを正式に証言する人物を備えておられました。
シメオンとアンナという2人の人物です。
今回は、シメオンに目を向けたいと思います。
1.赤ちゃんの主イエスとの出会い
エルサレムの神殿において、生後40日の赤ちゃんの時に出会ったのです。
エルサレムの神殿において時を同じくして出会うことは神様のご計画でした。
シメオンは、約束の救い主を心から待ち望んでいました。
聖霊の豊かな働きの中に導かれ、日々を歩んでいたのです。
約束の救い主を自分の目で見て証言することが、シメオンの生涯の使命だったのです。
神様は、いつの時代の信仰者にも、一人一人に大事な使命を与えておられます。
他の人では出来ない、わたしでなければ出来ないことがあるのです。
2.主イエスによる救いは世界に広がる
主イエスによる救いは、イスラエルの民に限定されず、異邦人の世界、全世界に広がっていくと予告しています。
そして、日本にも福音が宣べ伝えられ、私たちも救われたのです。
主イエスに対して、私たちが心の中でどのような思いを持つかは、私たちの人生を決める重大なことです。
だれでも、主イエスに対する信仰を持つなら、救われ、希望のある人生を歩むことが出来るのです。
3.救い主との出会いは、満足と喜びを与えるシメオンは、エルサレム神殿に入って赤ちゃんの主イエスに出会い、自分の目で見、自分の腕で抱き、限りない満足と喜びを感じて、自分はこれで安らかに人生を終わることが出来ると、神様に感謝しています。
宗教改革者のカルヴァンは、「シメオンは、キリストによる救いの一部を知って、喜び、満足した。それなら、キリストが成人して、十字架と死と復活によって、救いを実現し、完成してくださったことを知っている者たちの喜びと満足は、どれほど大きいであろうか」という意味のことを言っています。