心開かれていますか（岡部牧師）

2022.07.17 週報 No.2022-30

今週のみことば

しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。
マルコ6章50節

主イエスは二つの奇跡をなされました。
奇跡を体験した弟子たちの反応はどうだったでしょうか。

１．５千人の給食の奇跡
弟子たちをこの奇跡に関わらせるために、自分たちで用意しなさいと言われます。そして５つのパンと２匹の魚で、男だけで５千人が食べて満腹したのです。
大事なことは、持っているものを差し出すことです。主は、持っていないものを差し出せとは言われません。
けれども私たちはしばしば、持っていないものは差し出せないと言いながら、持っているものを差し出さないという言い訳にしてしまうのです。

２．湖上を歩かれる奇跡
弟子たちは湖の真ん中で漕ぎあぐねていました。
主イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思ったのです。
「そのままそばを通り過ぎよう」との表現は、旧約聖書では、神様がこの地上にその姿を現される時に用いられている言葉です。(モーセやエリヤに対して)

３．２つの奇跡の指し示すもの
イスラエルにパンを分け与えてくださった神様がここにおられることを十分に思い出すことができるものです。
主イエスが、「わたしだ」と言われるのは、「わたしは、わたしというものである」ということです。
神様がモーセにご自分の名を明かされた、その言葉が使われています。
主イエスがイスラエルの神ご自身であることを明らかにしているのです。

弟子たちは素晴らしい主のみ業を直接体験したのですが、彼らの心は堅く閉ざされていて主のみこころを悟ることが出来なかったのです。
私たちはどうでしょうか。いつも心が開かれていますか?