苦難の地…荒野での発見

2020.07.05 週報 No.2020-28

今週のみことば

あなたの恵みは、命にもまさるゆえ
私のくちびるは、あなたを賛美します。
詩篇63章3節

(あの人、なんて幸福なんでしょう?あの家のようなら、いいね?なんて幸運な人でしょうね?ハッピー、ハッピーだよね)
そんな人生を歩いている人が、「喜びに溢れています。」というのは、当たり前のこと…文句を言ったら罰が当たる?と思うでしょうね。
この詩編の作者ダビデは、「水のない砂漠の衰えた地」で実際の砂漠の地だったでしょうが、彼の心の砂漠状態でもあったと思います。
砂漠は水がない・・当然のことですが、特別に逆境の中で、四面楚歌の中で、何の希望も無くなったときに、この詩をダビデは書きました。
いま、コロナ・ウイルスの影響で世界中が混乱してます。
収入が零になった人もいます。客足零が続いて店が倒産し、破産した人もあちこちにいます。
私たちの人生も時折、砂漠を経験します。こんな時こそ、ダビデの詩に耳を傾けましょう。

~~今日の礼拝説教~~詩編63篇1-11節
「荒野に仰ぐべき聖所がある」
1 人生での荒野の経験・・・。
ダビデ王でなくても、多くの人が「人生の荒野」を経験します。
物事が順調にいき、他の人から羨ましがられるハッピイな人生に神を賛美し、感謝を献げるのは易しい。
人生の土壇場、この時はあなたの信仰が試されるときです。
「死の影の谷」を経験しているダビデの詩編です。

2.何故?神を褒め讃えられるのか?
人生の砂漠の中で、喜びの歌を歌ったダビデ。
とても神様に向かって、祈り…賛美する事の難しい時に・・・

3.神を仰ぎ見る・・・
私たちの力は弱い・神に向かう力さえ失いやすい。
然し、そこで「両手を挙げて」祈った。:4
詩63:9-11「今は絶望的な状況」「しかし」9節・11節にある
このしかしは、信仰者の「しかし」である。
困難・闇黒の中にある兄弟姉妹よ。誰が見ても、大変・・
誰にも、わかって貰えない。「しかし」あなたが仰ぐべき聖所があります。