新しい力を得る

2021.1.10 週報 No.2021-2

今週のみことば

しかし、主を待ち望む者は、新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることが出来る。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。
イザヤ40章31節

2021年新年を迎えました。

~~私の非常事態時代~~
コロナ・ウイルスの感染拡大を受けて、非常事態の中での正月でした。
戦時中に育った私は小学校3年生のころに中国との戦争が勃発した。
「欲しがりません勝つまでは??」
「パーマネントは国の恥???」なんて標語が子供にまで浸透していた時代でした。
今では(なにそれ?)と言われるような言葉が子供たちにも合い言葉になっていた時代。
時代によって物の価値観・人生観等が変わってきますね。
そして小学校6年生の1941年12月、太平洋戦争が勃発。
以来、戦争一色の日本国になりました。そんな少年時代、14歳の時に予科練(海軍飛行予科練習生)に志願合格、天にも昇るような感動を受けながら、七つボタンに憧れて大きな光栄と誇りを持って三重海軍航空隊に入隊した。
そして二年後、敗戦・戦後のドサクサ時代のなんと惨めだったことか?
食糧難の時代・昨日まで敵だった米兵がジープに日本の若い日本の女子を連れて走っていた。
そのジープが来ると子供たちが「ギブミーチョコ」と叫んで集まってきた。
鬼畜米英??なんて言葉は消えた。?
戦争で何百万という人々が戦死した。空襲で死んだり、餓死したりした人々も沢山でた。戦争が美化され、軍人が英雄視され、天皇は現人神(アラヒトガミ)として君臨し(心の中では同じ人間なのでは??)と子供心にも思ってたが、そんな言葉を発することなど,とても出来ない時代であった。
その天皇が、戦後米国のマッカサーの前で、オドオドしながら?戦争終結宣言・(やっぱり同じ人間なんだ??)
そんな、数々の年月の中に、私の人生も確かに異常だった。
戦後の荒れ果てた生活、先日久し振りに苦労掛けた家内(芳江)の証のテープを一夫のブログから拝聴、救われる前の私の様子を語っていたが胸に痛い悔いを感じながらその証を聞いた。
そんな私が92才の誕生日を迎えた。
時代は変わり、人も変わり生活様式もガラリと変わった。
見るべきお方、信ずべきお方、頼るべきお方を確りと見上げつつ、残された人生をゆっくりと歩んでいこう。
「若者も疲れたゆみ、若い男も躓き倒れる」イザヤ40:30

~まして老人もや~~
然し「主を待ち望む物は新しい力を得る。」アーメン